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「て」と「たれ」、結ぶ方向の関係

関東巻きと関西巻き

角帯を結ぶ時、片方を半分に折る方を「て」と言い、もう片方の折らないほうを「たれ」と言い、
当サイトでは「て」を体の右側、「たれ」を体の左側にして角帯の結び方を紹介しています。
ところが、帯を結ぶ時の方向、実は地方によって違うのです。

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体の右側(画面左)が「て」、体の左側(画面右)が「たれ」

当サイトで紹介しているのは原則として「関東巻き(関東結び)」と言い、左右逆の結び方を「関西巻き(関西結び)」と言います。
その名の通り、関東と関西はおおよその場合、結び方が逆である事が多いようです。

地区によって向きが異なる?

お住まいの地区によっては必ずしも関西だから関西巻き(あるいはその逆)、では無い所も多いようです。
現代になってそういう風習が薄れてきた、と言うのもあるようです。

最近はあまり煩くない?

「どちらが主流・どちらが正しい」と言う事は無いですし、
最近は(特にカジュアル系着物)ではあまり煩く言われる事も少ないようです。

ここぞ!という重要な局面や地区の祭礼などでの礼装に近い時、
あるいはお茶やお花といった伝統芸能系では流派や先生によって規定がある事もありますので、
一度ご確認いただくことをお勧めいたします。


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